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コード&コラム

第1回
Android™ が気になる開発者に捧ぐ、Android™ 向けアプリ作成入門


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Step2 開発環境を整えよう


1. JDKのダウンロードとインストール

JDKとは「Java Development Kit」の略で、Javaのコンパイラを含む重要な開発キットです。

Javaを開発しているORACLEのダウンロードページからダウンロードします。(執筆当時はJDK6が最新です)

リンクがたくさんある上小さいので気をつけましょう。

似たものでJRE (Java Runtime Environmentの略)というものがありますが開発用ではないですので間違えないようにしてください。
JDKを利用するためにはライセンスに同意する必要があります。 ダウンロードする前にラジオボタンにチェックを入れて、下から自分の環境に合ったファイルをダウンロードします。

ダウンロードする前にラジオボタンにチェックを入れて、下から自分の環境に合ったファイルをダウンロードします。


ダウンロードしたファイルを実行して、JDKのインストールを始めます。
[実行]→[次へ]→[次へ]→[完了]と進んでいけばJDKのインストールは終わりです。


2. Android™ SDKのダウンロードとインストール

Android™ SDKのSDKとは「Software Development Kit」の略で、字のごとくソフトウェア開発キットのことです。

まずAndroid™ の開発者向けサイトのダウンロードページへ行って、自分の環境に合わせたファイルを選択し、ダウンロードを開始します。


インストールは簡単で、インストーラ(.exe)形式のものを選択してダウンロードし、実行するだけです(執筆当時は「installer_r11-windows.exe」が最新です)。

   ※注意
   執筆時点では、「installer_r11-windows.exe」を実行してAndroid™ SDKをインストールする際に、先にインストールしたJDKを認識出来ない場合があることが確認されております。その場合は、一度[Next]ボタンをクリック→[Back]ボタンをクリック→もう一度[Next]ボタンをクリックすることで、回避出来る場合があります。


3. Eclipseのダウンロードとインストール

Eclipseとは様々な言語の開発に対応した統合ソフトウェア開発環境(IDE)の一つで、Javaを開発するのによく使われるアプリケーションです。
Eclipseには様々なバージョンがありますが、今回インストールするのはバージョン3.6のHeliosです。日本語化されたPleiades(プレアデス)というパッケージを用います。

日本語化を手がけている「MergeDoc Project」のホームページからダウンロードします。

一番左の「Eclipse 3.6 Helios Pleiades All in One」ボタンを押してダウンロードページへ飛びます。


次にパッケージの選択です。Ultimateをダウンロードします。


ダウンロードしたファイルを解凍すると「Eclipse」フォルダができますので、自分の環境に合わせたディレクトリに置きましょう。

ここでは分かりやすいように

     C:\Eclipse

のようにC:\ドライブ直下に置いています。これでインストールも完了です。


4. ADTのダウンロードとインストール

ADTとは「Android™ Development Tools」の略で、Eclipse内で使うAndroid™ の開発プラグインです。Eclipse単体ではAndroid™ 向けアプリの開発ができませんが、ADTを入れることによってAndroid™ 向けのJavaが書けるようになるというわけです。

ADTのダウンロード、インストールはEclipse内から行います。先ほどインストールしたEclipseのフォルダからEclipse(eclipse.exe)を起動し、メニューバーの[ヘルプ]→[新規ソフトウェアのインストール]と進んでクリックします。
するとインストールダイアログが表示されるので、[追加]ボタンをクリックして、ダウンロード先の名前とURLを登録します。


図のように入力して、OKを押します。

これで登録が終わりましたので、次はダウンロードとインストールです。

先ほどのインストールダイアログに戻ると「開発ツール」が追加されているので、全てのチェックボックスにチェックを入れ、[次へ]を押します。インストール項目が表示されるので、ここでも[次へ]を押します。
インストールする前に、ライセンスを確認しなければなりません。問題がなければ[同意]をクリックして[完了]を押してインストールを完了させます。
インストールが完了した後、PCの再起動を求められるので[再起動]を選択して再起動しましょう。
これでADTのインストールは完了です。

これでAndroid SDK、JDK、ADTのインストールが完了しましたが、開発のためにはEclipseを通して追加コンポーネントをインストールしないといけません。
これは各種Android™ のバージョンごとのパッケージとエミュレーターのセットです。これがあることで視覚的に開発をすすめることができます。
これが最後ですので頑張りましょう。


5.Eclipseによる追加Android™ コンポーネントの導入

再起動が済んだら、もう一度Eclipseを起動し、[ウィンドウ]→[Android SDK および AVD マネージャー]をクリックします。開いたダイアログの左のメニューから[Availabe Packages]を選択すると、利用可能なパッケージが右に表示されます。これは本来開発対象のAndroid™ のバージョンに応じて自分で選べば良いのですが、全てのパッケージをインストールしておいたほうが無難です。
全てのボックスにチェックを入れ、[選択項目をインストール]をクリックしてインストールを実行します。

以上で環境構築は終了です!お疲れさまでした!


第1回 Android™ が気になる開発者に捧ぐ、Android™ 向けアプリ作成入門
 Step1 使用する開発言語、開発ソフトウェアについて
 Step2 開発環境を整えよう
 Step3 エミュレーターの実行とHello World


サンプルコード

第1回 リファレンスコード(文字列編)

第2回 リファレンスコード2(グラフィックス編)

第3回 リファレンスコード3(タッチイベント編)

第4回 リファレンスコード4(チェックボックス/ラジオグループ編)

第5回 リファレンスコード5(スピナー編)

第6回 リファレンスコード6(サウンド/ムービー編)

第7回 リファレンスコード7(トースト編)

第8回 リファレンスコード8(Google Maps API利用編)

第9回 リファレンスコード9(SQLite編)

第10回 リファレンスコード10(音声認識編)

第11回 リファレンスコード11(日付/時刻ダイアログ編)

第12回 リファレンスコード12(Bluetooth編)