全部で12回あったAndroid™ 端末向けアプリのコラムも、いよいよ今回で最終回です。ここまで、Android™ 端末向けアプリ開発の基礎から応用までを解説してきました。
第12回目の今回はAndroid マーケット™ にアカウントを登録し、実際に本コラム第3回、第4回で作ったアプリをマーケットにアップロードをし、更にGoogle Analytics™ を使ってアプリ内でのユーザーの行動の解析までを行なおうと思いますので、読者の皆様もコラムに沿って一緒にAndroid マーケット™ にアプリのアップロードをしてみてください。
今回は4つのステップに沿って勉強を進めていきます。...
過去2回の内容ではそれぞれマーカー検出、位置情報を使ったARアプリの作成を行いました。今回は、高速に3Dを描画することができるOpenGLというライブラリを使った3次元的なARアプリの作成を行います。3次元空間内に存在する敵を見つけ出し、敵をタップすることで倒すという簡単なゲームを作成します。
OpenGLで描かれる3次元空間と、実際の空間とを各種センサーの情報を利用して紐付けを行う事でARアプリを実現します。また、前回と同様に、アプリ中で各種センサーの値を使用するため、テストを行う際には実機の準備をお願いします。
それでは作業を進めて行きましょう...
前回はARToolKitを用いたマーカー検出によるアプリのデモを行いました。今回はGPSを用いた位置情報によるARアプリを作成します。具体的には位置情報とテキストを対応付けて登録し、カメラで登録した位置を見たときに対応するテキストが表示されるアプリを作成します。
マーカーを用いたARでは、カメラにマーカーが写る必要がありましたが、位置情報を用いたARではその必要がなく、より自由度の高いアプリケーションが実現できます。また、今回作成するアプリでは各種センサーの値を使用するため、実行に実際の端末が必要になります。テストを行う際には実機の準備をお願いします。...