Step4 Android マーケット™ にアプリをアップロードしてみよう
このステップでは、アプリをAndroid マーケット™ に登録する手順を紹介します。 実際にデモンストレーションとして、先ほどGoogle Analytics™ のコードを埋め込んだ本コラム第3回、第4回で開発したGetHTML.appアプリをAndroid マーケット™ にアップロードしてみます。
Android マーケット™ にアプリを公開するには、アプリが署名されている必要があります。
署名の方法は幾つかありますが、本コラムではEclipseを使用して署名する方法を紹介します。
では、まずはじめにアプリの証明書による署名をします。
アプリをリリース用の署名モードでコンパイルするには、Eclipseを開き、署名したいパッケージを右クリック、「Androidツール」の「Export Signed Application Package」を選択します。
「Keystore selection」ウィンドウが表示されるので、既にKeystoreが作成されている場合を除いて「Create new keystore」を選択します。項目を満たしたら、「次へ」をクリックします。
「Key Creation」の画面になるので、こちらも項目を満たして「次へ」をクリックして下さい。
入力項目数が多いため、上図に則して上から順に説明をします。
画面を進めると、「Destination and key/certificate checks」の画面になります。
ここでは、Destination APK File:にAPKファイルを出力したい場所を指定して「完了」をクリックして下さい。
これでAPKファイルの署名は完了しました!
それでは、いよいよアプリをAndroid マーケット™ に登録してみましょう。
開発者ページにログインして、
「アプリケーションをアップロード」をクリック、先程作成したAPKファイル(署名入り)を選択し、アップロードします。
必要に応じてスクリーンショットもアップして下さい。
スクリーンショットをアップするときはファイルが2つ必要です。
掲載情報には、アプリのタイトルや説明、カテゴリ、価格などを入力します。
デフォルトでは英語での入力になっていますが、こちらも必要に応じて日本語を選択して進めて下さい。
公開設定のオプション
コピー防止、国/地域のオプションも選択できます。
コピー防止は、特に理由がなければONにしておくことを推奨します。
連絡先情報
Android マーケット™ のダウンロードページに載る、
サイトURL、メールアドレス、電話番号などを入力します。
公開に成功すると、開発者ページのトップに自動で戻り、公開したアプリの情報が表示されます。
以上でAndroid マーケット™ への公開が完了しました!
また、トップページのマーケット掲載情報にある「エラー」というリンクをクリックすると、
アプリのエラーレポートを見ることができます。
クラッシュ、フリーズの新規/既知数が表示されていますね。 この管理画面からエラーレポートの大まかな分析をすることができるので、小まめに確認しておくと良いでしょう。
さて、全12回渡った本コラムですが、毎回コードを実際に書いてアプリを作るという、なかなか実践度が高い内容でしたので、ひょっとすると読者の中には付いて来るのが大変だった方もいたかもしれません。
しかし、このコラムをひと通りこなして頂けた方には、開発環境のインストールからマーケットへの公開までのAndroid™ の「イロハ」がよくお分かり頂けたのではないでしょうか?
以上で本コラムは終わりを迎えますが、
本コラムで作ったアプリ、あるいはプリミティブコードは自由に改変したりと、いろいろと試してみてください。
最後までご覧頂き、ありがとうございました!
今回コラムで使用したプログラムはこちらとからダウンロード出来ます。
第12回 Android マーケット™ に登録してみよう
Step1 Android マーケット™ とは
Step2 Android マーケット™ に開発者として登録をしよう
Step3 Google Analytics™ for Mobile Appsを使ってアプリ内行動解析
Step4 Android マーケット™ にアプリをアップロードしてみよう
(文責:株式会社ベストクリエイト)
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