Step1 アクティビティとは一体?
アクティビティとは、一言で言ってしまえば「1枚の画面」です。Android™ 向けアプリは、この「画面」を状況に応じて行き来し、値をやり取りしたりすることで成立しています。
下の図を見てください。
画像内のonCreateやonStartといった単語は、ソース内に決まった順番で書かなければいけない要素で(記述がなければ、その処理は実行されません)、アクティビティを開始するとonCreate(), onStart()と順番に実行されていきます。
そしてボタンが押されるなど様々なタイミングで別のアクティビティに遷移することで、背面に移動して見えなくなったり、再び呼び出されて前面に見えるようになったりします。時として電話や地図など、他のアプリケーションのアクティビティを呼び出すこともあります。
これを繰り返していくのがAndroid™ 向けアプリの基本的な仕組みです。
● onCreate() |
前回HelloWorld.javaのソースを確認した際、アクティビティの中にonCreateという単語を見つけた方もいるかも知れません。もう一度確認してみましょう。
HelloWorld.java public class HelloWorld extends Activity { /** Called when the activity is first created. */ @Override public void onCreate(Bundle savedInstanceState) { super.onCreate(savedInstanceState); setContentView(R.layout.main); } } |
アクティビティを開始した時、真っ先にこのonCreate()が呼び出されます。
今回はHelloWorldクラスの中にonCreate()しかありませんが、今後onResume()やonPause()などを書き足していきます。
今後も様々なAndroid™ 向けアプリのソースに触れると思いますが、複雑になるにつれこの全体的な流れの理解がより重要になってきます。
第2回 Android™ 向けアプリの基礎をマスターしよう
Step1 アクティビティとは一体?
Step2 ファイル構成とJavaの仕組み
Step3 新しいアクティビティを作って行き来してみよう